『国分寺・国立70sグラフィティ』

村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック

秋に似合うジャズ。ピーター・キャットでかかっていたあの名曲

 まったく想像を絶する世界に我々は住んでいるようだ。2014年8月26日、東電の記者会見によると、福島第一原発からは、毎日海へストロンチウム50億ベクレル、セシウム20億ベクレル、トリチウム10億ベクレルが漏れ出ているそうだ。大気中へは、毎日2.4億ベクレル。これとてとんでもない数値なのだが、海への汚染は桁違いに酷いということになる。東京湾の汚染も、今年が最大値になると言われている。なのにテレビでは、太平洋沿岸の魚介類を使ったグルメ番組が放映され、近所の異常に安い回転寿司のチェーン店は週末など満員である。愚民化政策の賜物だろう。多国籍企業と優生主義者の思惑通りに人類滅亡の瞬間が近づいているわけだ。彼らは欲の皮が突っ張った馬鹿共だから、そうなっても自分達だけは生き残れると考えているらしい。
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 粘菌が放射能に対してどれほどの耐性があるかは知らないが、細胞性粘菌の放射線による分化異常のしくみに関する研究などが行われているようだ。また、 タンザニア放射性物質を吸い取る細菌が発見されたり、中国で耐放射能性の真菌と放射菌が発見されたりしている。いずれにしても放射性元素を壊す事はできないので、遠い宇宙かとんでもなく深い地中に埋めるしかないのだが……。それでも再稼働だの原発は必要だの言う輩は、狂人指定でいいだろう。問題は、そういう輩が政治家や官僚や大企業の社長をしているということだ。我々は狂気の世界に住んでいると言っていいだろう。
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 原発事故は、ある意味日本の戦中戦後の社会病理が顕在化したカタストロフィー現象といえるかもしれない。そんなことを端的に表現された、大阪大学深尾葉子さんの呟きが秀逸と感じたので紹介する。
-----この世の中は、「まともな脳みそ」を持とうとする人は生きるのが本当に難しい。自らの「感覚」にフタをして、「利権」や「保身」をめざし「役割」を演じて生きることが有利であり、「仕事」であると錯覚されている。しかしそのような生き方こそが、人類を滅ぼす。原発問題はそれを極端に示している。-----自分はどうであるかと胸に手を当てて検証するべきだろう。
 また、ノーベル賞に最も近い経済学者と海外では評価の高い割に日本では、マスコミも経済学者も無視するために一般的にはほとんど知られていない東京大学名誉教授の宇沢弘文氏を紹介したい。この方も戦後60年余りの日本の問題点を鋭く分析している。
 なぜマスコミが無視するかというと、「日本は米国に搾取されている植民地である」と公然と主張しているからである。興味のある方は、名前で検索してみるといい。岩波書店などから著書も多数出版されている。東電電事連から多額の広告費をもらい天下りを受け入れている堕落した大手マスコミが全く信用できない今、TwitterYoutube、海外メディアなどを利用しないと真実は得られなくなっている。情報リテラシーが求められているわけだが、逆に今ネットがなかったら、大本営発表と噂しか情報源はないわけで、それは本当に恐ろしい事だと思わずにはいられない。残念ながら宇沢弘文氏は、2014年9月18日に鬼籍に入られた。
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 1976年は福島第一原発浜岡原発が稼働し始めた年である。まさに日本が原発大国に邁進し始めた年でもあった。そんな1976年の秋のことである。それまで女の子のスカートはミニやマキシスカート、パンツはベルボトムやバギーだったのが、ヘビーデューティーやらトラッド回帰などの現象があり、学生のファッションも結構コンサーバティブになっていた。『ももクロでもハチクロでもないが、私の美大生時代はスラップスティック。まだベトナム戦争中、基地もあった』に掲載した写真は、1974年から1977年のものだが、女子はショートカットが多いね。時代の気分は、オイルショックを経て少し保守的になってきたのかもしれない。といいつつ、私はバリバリのフリージャズやヘビーメタルなんかも聴いていたわけなんだが……。Talking HeadsBlack Uhuruも聴いていた。つまり、気に入ったものはクラシックだろうとロックだろうとワールド・ミュージックだろうとなんでも聴いていたわけさ。
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 秋に似合うジャズアルバムとなると、そりゃもう『枯葉:Autumn Leaves』以外ないだろう。元はシャンソンの代表的な曲だが、ジャズのスタンダード・ナンバーでもある。ちょっと考えても、マイルス・デイビス、春樹さんイチ押しのスタン・ゲッツジョン・コルトレーンビル・エヴァンス。ボーカルでは、ナット・キングコールサラ・ヴォーン。挙げればきりがないほど名演奏がある。そんな中で、私が持っている『枯葉』の入ったアルバムから、少し変わったものを集めてみた。ジャズ・バイオリニストのステファン・グラッペリは、私の大のお気に入りで、ピーター・キャットでもよくかけた。中でも写真右端の『Stéphane Grappelli afternoon in Paris』は大好きでよく聴いた。

 これは2年後73年のオスカー・ピーターソンとの共演だが、この枯葉も凄くいい。『Oscar Peterson & Stéphane Grappelli et al. - Autumn Leaves [1973, Paris]』

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 その左は、チェット・ベーカーの『She Was Too Good To Me』という少し哀しいタイトルのアルバム。A面の最初の曲が『枯葉』である。これもピーター・キャットには当然あったが、リクエストが絶えないアルバムのひとつだった。女性からのリクエストも多かった様に記憶している。印象派のスーラの点描画の様なジャケットだが、写真を加工したものの様だ。写真を一度刷版にして網点を拡大してずらして作ったのだろうか。今ならフォトショップで簡単にできるが。

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 その左は、珍しいジャズ・ハーモニカのトゥーツ・シールマンスの『枯葉』。こんな小さなハーモニカ一本で、こんな素敵なジャズが演奏できるんだねと、当時大感激した思い出がある。一度聴いたら、きっとあなたも虜になるはず。昔買ったブルースハープをトレッキングに持って行って、山頂がひとりだと吹いてみるのだが、だめなんだよね。しんみりし過ぎるんだよね(笑)。ボリビアで買ったケーナも2本あるんだが、ひとりで吹く「コンドルは飛んでいく」もしんみりし過ぎるんだ。かといって「花祭」をひとりで吹いて踊るのもなんだかね……。

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 通常はMJQと略される、その名も『The Modern Jazz Quartet』と名付けられた知る人ぞ知るフランスのBYG(BYG Actuel Records)から1951年に発売されたアルバム。輸入盤のオリジナル。side1の3曲めなんだが、『Autumn Leaves』ではなく、『Autumn Breeze』。当時、中古レコードショップで手に入れた。リンクは、同じアルバムかは不明だが、相当に古い録音であることは間違いないだろう。BYGは、知る人ぞ知る1967年に設立されたフランスのレコード・レーベルで、ドン・チェリーやサン・ラ等、フリージャズやアヴァンギャルドなジャズを出した。仏像がマーク?のLPはまだあったねと探すと、スラム・スチュアートとブルースの元祖女王のイダ・コックスのアルバムが出てきた。渋いなあ。MJQの『Autumn Leaves』は、ミルト・ジャクソンが、ヴァイヴを演奏せずに歌っている逸品。
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 最後、左端の一枚はクラシック・ピアノの巨匠、マルタ・アルゲリッチのモーリス・ラヴェルの演奏の名品。「夜のガスパール」は、秋にピッタリだと思う。無名の詩人アロイジュス・ベルトランの散文詩集の中から幻想的で怪奇性の強い3篇を選び組曲を作った。彼女の演奏は、繊細で神秘的というより、詩集の幻想的で怪奇性をひと際露わにする演奏のように思える。なにせ曲名が、それぞれ「水の精」「絞首台」「スカルボ(悪戯好きの妖精)」だから。録音は必ずしも良くはないが、私は好きだ。

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 秋は哀しい恋の季節のイメージもあるが、北半球では穀物や果実、木の実が実る豊穣の季節でもある。切々と歌い上げるラブソングも似合う。テナーサックスの重厚な響きは男性も好きだが、女性にも人気は高い。ベン・ウェブスターの『My One And Only Love』 を挙げておこう。

 ニューヨークのため息、ヘレン・メリルの『Autumn in New York』。

 春樹さんも訳しているニューヨークを舞台にしたトールマン・カポーティの『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)』。秋の夜長に、ホットウィスキーを飲みながら読むのもいいかもしれない。もちろんティファニーにレストランはないけれど。オードリー・ヘプバーン主演の映画では、朝帰りの彼女がティファニーのショーウィンドーの前で、パンをかじるシーンから始まった。デニッシュ・ペストリーとカフェオーレだろうか。BGMはムーンリバー。あんな知的で美しい女優は、もう出ないだろうとさえ思う。

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 前述した様に、ピーター・キャットでアルバイトをしていたからといってジャズしか聴かなかったわけではない。当時流行っていたハードロックや、その後のヘビーメタルも聴いたさ。友人のアパートや米軍ハウスに集まってフォークも弾いたしブルースセッションもした。1979年に江ノ島で開催された「ジャパン・ジャム79」へは男女の友人達を誘って行った思い出がある。売れ出したサザン・オールスターズが最初で、TKO、Firefall、Heartと続き、トリが春樹さんの小説にも登場するBeach Boys だったと思う。さすがに当時でももう懐メロだったけどね。当日は、横須賀に米軍の空母が入港していたらしく、若いヤンキーの田舎者(信州出身の私と同じ臭いがした)の兵隊や女の子がたくさん駆けつけた。米兵に肩車されたアメリカ人の女の子がブラジャーを放り投げたね。吸わなかったが草が回ってきたりもした。臭いと煙が蔓延していた。あんなコンサートは、もう二度とないだろう。
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 そして最近は、なんとヘビーメタルがJ-POPと融合してKAWAII METALとして世界を驚かせている。英国で行われたヘビーメタルの「Sonisphere Festival」で、7万人という大観衆の前で、日本の少女3人組と神バンドが大喝采を受けた。続いてアメリカやカナダ・モントルーの公演も大成功。レディ・ガガの要請で全米ツアーにも同行。秋の欧州単独ツアーも決定している。往年のヘビメタファンには、モッシュやサーフィン、ダイブなど懐かしいシーンも見られる。
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 海外では大人気だが、日本の大手代理店に牛耳られている日本のマスコミはなかなか伝えない。彼女達の歌は、心の広さを測るリトマス試験紙になっている。ザ・ビートルズも最初はボロクソに叩かれた。キッスもそうだった。脳が硬直した人々は、彼女達を受け入れず狭い籠の中に引き篭もっている。商業主義的だと批判する輩もいるが、資本主義社会に生きていて、あなたは全く個人で自立して生きているのかと問いたい。ザ・ビートルズも愚民化政策の一環として米政府に利用されたが、問題は受け取る我々の意識。権力は絶えずあらゆるものを愚民化政策の材料として利用するから。芸術や芸能は、民衆の自立の糧にだってなることを忘れてはいけない。要は、愚民として生きるか、覚醒するか、我々次第なのだ。
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 彼女たちの代表曲、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、小中高の音楽の授業で聴いて欲しいとさえ思う。彼女たちの歌とダンスのレベルの高さはもちろん、バックバンドの演奏も特筆もの。彼女達の音楽は、放射能で滅びていく日本から世界へのプレゼントだ。
[BABYMETAL] 矢沢もヒッキーも成し得なかった世界へのハードルを軽々と超えてしまった美少女達
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 政府は、「クール・ジャパン」などとほざいているが、それも大手広告代理店やマスコミや極一部の金権プロデューサーにばら撒かれ、アーティストや底辺を支える人達には全く届かない。税金の無駄遣い。そもそもクールや粋は、他人が評価する言葉で、自ら名乗るようなものではない。それこそ下衆の極み。そういう人間が日本のエスタブリッシュメントの正体である。日本の総予算に占める文化予算の割合は、たった0.12%で、フランスの7分の1以下。金額でも4分の1以下である。春樹さんがいうように、日本の政財界人、官僚は効率と既得権益の確保にしか興味が無い。伝統芸能さえまともに守ろうとしない文化果てる国である。もっとも、人類史上未曾有の福一の大事故があったというのに、国土の3分の1が確実に失われたというのに、食べて応援とか、帰還事業とか、復興とか、再稼働とか言って世界中から狂国とみなされている日本である。さあどうする。
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 これは、著作権満了のナショナル・ジオグラフィックから抜粋して私が作ったスライドショーである。1930年(昭和5年)頃は、古き良き日本がまだあった時代である。しかし、同時に軍国主義が台頭し、国際社会からの孤立を深めていった時代でもある。日本が道を踏み外し始めた時代と言ってもいいだろう。当時の人口は、6500万人ほどだった。もちろん放射性物質による汚染もなく、工業化もまだ一部で、海も川も山も本当に美しかった。BGMはGragebandで作ったオリジナルのピアノ曲。単に既存のメロディーをアッセンブリーしただけなのだが、誰のなんていう曲ですかなどと問い合わせがあってこそばゆい。

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 今日はここまで。リンクの動画は削除されることもあるので、その場合は曲名とミュージシャン名で検索してください。次は、「冬に似合うジャズアルバム。キャットの定盤(番)、ホットウィスキーと共に」

春に似合うアルバム。私の一推しはこれ。『April in Paris』

 70年代当時の東京の冬というのは結構寒くて、雪もよく降った。なにせ原発が三基しかなくて発電に回る二倍という膨大な量の温排水が殆ど無かったわけだから当たり前だ。ところが2014のこの冬は一基も稼働していないせいか、はたまた地球がNASAの言うように太陽活動の低下によってか、恐らくその二つの相乗効果だろうが、厳冬の上に歴史的な豪雪に見舞われた。いつまで経っても信州の里山には残雪があり、春は来るのだろうかと心配したが、3月下旬になって一気に春めいた。こうなると信州の春は気ぜわしく忙しい。梅、杏、桜、山桜、桃、林檎と一気に咲き抜けていく。信州の春は短い。
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 国分寺ピーター・キャットの春というのは、やはり学生が休みの3月よりも、新学期が始まる4月。続々と帰郷していた学生たちが戻り、店に活気が復活する。先輩に連れられた初々しい新入生も来るようになる。ジャズ喫茶というとジャズオタクの学生やサラリーマンばかりという印象だが、国分寺ピーター・キャットは、女性客も多かった。武蔵美や津田塾の女子大生もたくさん来てくれたし、下は中学生からOL、有閑マダムまで、女性客は少なくなかった。
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 印象に残るのは二年目の1975年の春かもしれない。東風が吹く桜の花びらが舞い散る玉川上水を歩いて大学に通ったものだ。デートで、井の頭公園や代々木公園にも行った記憶が蘇る。国立の大学通りの桜も見事だった。
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 私が所蔵するアルバムから、春にまつわる好きなアルバムと曲を集めてみた。秋に比べると意外に少ないのに驚いた。
April in Parisカウント・ベイシー・オーケストラ。春に似合うアルバム。私の一推しは、やはりこれ。パリの凱旋門をバックに、ご婦人に赤い花束を渡すベイシーがジャケット。愛溢れる名演奏。エンディングテーマは、One more time! Let’s try! One more ONCE! と3回繰り返されるが、ライブでは興に乗ると5回も繰り返したそうだ。
『merrill at MIDNIGHT』ヘレン・メリルの「SOFT AS SPRING」ニューヨークのため息と言われる彼女の繊細なハスキーボイスがたまらない。


『A DAY IN THE LIFE』ウェス・モンゴメリーの「WINDY」爽やかに吹き抜けていく春風のような心地良い演奏。70年代のショッピングセンターでよく流れていた記憶がある。


『O MUNDO MAR AVILHOSO』アントニオ・カルロス・ジョビンの「CHOVENDO NA ROSEIRA」薔薇に降る雨という少しせつない春の歌。あなたは誰のものでもない……と歌う。


SONNY CLARK TRIO』ソニー・クラークの「I'LL REMENBER APRIL」必ず思い出すだろう煌めく陽光に包まれたあの4月。色々なジャズメンが演奏しているが、彼のブルーノート盤がやはり光る。


『THE CONCERT IN CENTRAL PARK』サイモン・アンド・ガーファンクルの一枚目B面一曲目の「APRIL COME SHE WILL(4月になれば彼女は)」 ジャズナンバーではないのだけれど、大好きな所蔵盤の大好きな一曲。恋の訪れと、やがて来る別れを季節の移ろいに乗せて歌ったものだが、韻を踏んだ詞が物哀しくも美しい。1981年ニューヨーク、セントラルパークでの演奏が、30年後にYoutubeで観られるとは、誰が想像しただろうか。


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【信州の里山】五一山脈踏破 Goichi Mountain range in Nagano 『April in Paris』カウント・ベイシー・オーケストラのゴージャス且つダイナミックな演奏がBGM。坂城町の坂城神社から村上義清の葛尾城跡経由で五里ケ峯へ。 五一山脈を千曲市の一重山まで新緑と花の尾根を縦走したスライドショー。ベイシーサウンドは、なぜか信州の春の風景とよく合うような気がする。
*Yutubeでは、ハイビジョンでご覧いただけます

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 ほかにも春にまつわる名曲や名演奏はある。
Joe Pass - Joy Spring」ジャズギターというのは、春向きかもしれない。安心して聴ける演奏だ。もちろんクリフォード・ブラウンの「Joy Spring」も最高だけれども。


Spring Will Be a Little Late This Year - Ella Fitzgerald Jazz Collectionエラ・フィッツジェラルドの艶のある声がなんとも心地いい。
Chris Connor - Spring Is Here」クリス・コナーのハスキーな歌声が沁みる。
Bill Evans Trio - Spring Is Here」同じ曲だが、ビル・エヴァンスのピアノは、本当に心が癒やされる。
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 春は新生活が始まり希望の季節だが、同時に精神が不安定になり易い。寒暖の差が激しく自律神経が乱れるからだ。春眠暁を覚えずとか5月病とかいうが、気候変動の激しい春から初夏にかけては、体だけでなく心も疲れるものだ。その上、日本では春に新学期や入社、転居などを迎えるため、余計に精神のバランスを崩しやすい。そういう知識を持って、臨むといい。昔の人は、それを知っていて、「木の芽時」といって備えたものだ。そういう季節なんだと思えば、心も体も少しは軽くなる。肉や炭水化物の量を減らし、野菜や発酵食品を多めに摂る。砂糖や乳製品もできるだけ控えた方がいい。心も体もデトックスが必要な季節。蕗などの苦い山菜や抗酸化作用のつよいコシアブラなどの山菜やノビルやヨモギなどの野草を食べるのもいい。それが野生動物や先人の知恵だ。もちろん放射能汚 染されていないものを。
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 春は恋の季節でもあるが、そもそも恋というのは、精神のホルモンバランスが崩れること。快楽を司るドーパミンの大量分泌が恋愛を支配する。しかし、支配するのは恋愛だけではない。想像力や創造力も喚起する。脳は訓練次第で、経験からやりがいという報酬を得てドーパミンを放出し、それを糧とすることができることが既に分かっている。自然界はうまく出来ていると思うべきだろう。按ずるべからず。恋せよ乙女。あっ、熟年熟女もね。私もです。精進しましょう。
Falling in love with love 恋に恋してHelen Merrill with Quincy Jones Septet。
ニューヨークのため息を最後に。


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 今日はここまで。次は秋に似合うジャズ。ピーター・キャットでかかっていたあの名曲